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池内研究室:本研究室では,歩行解析に基づくリハビリテーション機器への応用や開発について研究しています.最近,歩行ロボットが注目されていますが,今後のロボットの発展のためには,さらに日常的な歩行動作の解析が必要です.また,歩行の研究は身体リハビリテーションなどへの応用が期待できます.本研究室では,そのような解析・機器開発について研究を行っています.
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菊池研究室:当研究室は下記の研究方針を掲げています.(1)人間と機械のより良いインタラクション(相互作用)を目指し,Human Friendlyなメカトロニクスデバイスの研究開発やリハビリテーションンロボティクス機器(ロボット技術を応用した福祉機器)の研究開発を行います.(2)医療・福祉・介護分野との密な連携を行うことにより,現場の意見を重視した有用性の高い開発研究を進めます.(3)機械と人間という異なる対象の理解を深め,それら単独もしくはインタラクションの機能を評価し,制御するための基本原理に関する理解を深めます.
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松尾研究室:本研究室では,制御工学(ロバスト制御,適応制御)の理論的研究とそのメカトロニクス,情報通信工学,システム生物学,画像処理工学,および電力系統への適用を行っています.最近は,物体運動の認識・予測をリアルタイムに行うオリジナルの適応アルゴリズムをベースに,カオス暗号通信系および植物の光合成における内部状態の推定・予測ならびに希望状態への制御を実現する研究などを行っています.
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上見研究室:ヒトが使いやすい装置を設計するには,まず,そのヒトがどのような特性を持っているか調べる必要があります.ヒトの機能を大きく分けると運動機能と感覚機能に分かれますが,本研究室では特に聴覚や視覚,触覚などの感覚機能に着目し,その特性を明らかにします.そして,その結果を障害を持った方の支援技術に応用することを考えています.特に,声を出せないヒトのための発声補助装置や聴覚機能の補助など,人と人とのコミュニケーション支援装置へ役立てていくことを目指しています.
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大津研究室:本研究室では,実社会で使われる技術開発を目指し,機械設計,トライボロジー,福祉機器設計に関連した研究を行っています.機械設計,トライボロジー関連では,各種軸受の潤滑面観察,潤滑油添加剤の性能評価,高精度ねじ締結法等,福祉機器関連では機械要素・機構学を応用した新しい技術開発について取り組んでいます.
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岡内・小池研究室:本研究室では,日常の身体運動やスポーツなどで生じる動作を,関節運動や身体内部で発揮する力,身体外部から作用する外力など力学的にとらえたり,心拍数や筋電図などの生理学的な側面から捉えることで,どのように身体機能を巧みに使っているのか,さらに人は,自らの身体にかかる力に対してどのような技で対応し,利用しているのか等の研究を進めています.この研究方法を通じて,効果的なトレーニング方法や呼吸方法と吹奏楽器の演奏の関係を検討したり,松葉杖や車椅子などの身障者が使用する機器をより快適に,かつ安全に使えるように改良,開発しています.
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加藤研究室:本研究室では,「非線形」という言葉を合言葉に,工学系・生体系などの分野を問わず広く力学系の解析やモデリングなどの理論研究を行なっています.最近,AIが注目されていますが,さらに発展させるには,実際の脳の仕組みを理解することが必要です.このために,神経ネットワーク構造や学習と神経活動の関連性について研究を行なっています.この他にも遺伝子ネットワークや電力網など様々な非線形振動子やその結合系のモデリングおよびその解析に取り組んでいます.
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高研究室:本研究室では,主に環境にやさしい電磁気機器の開発に関する研究を行っています.電磁気機器の現象解明,特性評価,また,設計するため,三次元有限要素法による鉄芯材料の非線形磁気特性を考慮した磁界解析,損失解析,振動解析などを用いる.その中に,鉄芯材料の磁気特性のモデリングは解析の精度を大いに左右するので,念入りに鉄芯材料の高精度なモデリング方法を開発しています.民間企業や他大学等との連携も積極的に実施しています.
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後藤研究室:後藤研究室では、電磁気現象を応用したセンサや計測技術の研究・開発を実施しています。検査対象は各種発電プラントや化学プラントをはじめ、医療用計測センサや検査手法の開発、電気自動車や家庭用燃料電池の評価手法の研究等を民間企業や他大学等との連携で実施しています。またセンサの設計や手法の開発、検査原理の解明に三次元有限要素法による磁気特性の非線形や渦電流を考慮した電磁界解析も実施し、コンピュータシミュレーションと検証実験の両立を研究室の主軸にしております。